在宅医療に対応したクリニックはどこも24時間対応なのでしょうか？
今回は在宅医療の基礎知識として、24時間対応対応の施設基準について解説いたします。

在宅支援診療所の制度

在宅支援診療所は、医師が定期的にご自宅や有料老人ホーム、グループホームなどに訪問し、診療や診察を行う医療施設のうち、所定の施設基準を満たした施設のことを指します。

所定の施設基準として

24時間365日体制で往診、訪問診療が可能
24時間365日体制で医師と連絡が取れる

といった基準があります。
そのことから、在宅支援診療所は全て24時間対応が可能ということになります。

24時間対応をしていない在宅医療対応クリニック

在宅医療は、在宅支援診療所や在宅支援病院だけではなく、施設基準を満たしていないクリニックでも行うことは可能です。

そのため、在宅支援診療所ではないクリニックであれば、在宅医療を行っていても、24時間対応していないクリニックはあります。

しかし、そういったクリニックは少数のため、在宅医療対応を謳っているクリニックは半数以上が在宅支援診療所の基準を満たした24時間対応のクリニックになります。

訪問診療を行う上でのルール

訪問診療を行う上で、いくつかのルールがあります。

その1つに、月2回の訪問診療が原則であるというルールがあります。
24時間対応はできなくても、月2回の訪問を行うことで訪問診療をすることができます。

診療報酬改定までは月2回以上訪問診療に行く必要があるとされ、月1回の場合は外来の算定になっていました。
今は月1回の訪問診療も認められましたが、その分、診療報酬が減ることになり、クリニックによっては月1の訪問診療を行わないところもあります。

いかがでしたでしょうか？
今回は「在宅医療対応クリニックは全て24時間対応なの？」について、ご説明させていただきました。お近くの在宅医療対応の医療機関はコチラから検索可能です。
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